要介護認定の認定調査項目とは?

   

要介護認定の訪問調査ではいろいろなことを尋ねられると聞いたけど、実際にはどんな内容なんだろう。
何を聞かれるんだろう。

要介護認定の認定調査項目とは?

 

要介護認定を申請すると、訪問調査があります。

その訪問調査の際に本人の状態を確認するため、たくさんの質問がされます。
質問は認定調査項目に基づいて行われます。

要介護認定の認定調査項目とは具体的にどんなものなのか、ご紹介しましょう。

 

認定調査項目は6つの群と特記事項に分かれていて、内訳は67にわたります。

1群では「身体機能・起居動作」について。

麻痺の有無、関節の動く範囲の制限の有無、寝返り、起き上がり、座位保持、両足での立位保持、片足での立位、洗身、爪切り、視力・聴力、浴槽の出入り

※寝返りや起き上がりなどそれぞれ可能かどうか、また出来ない場合はどのような方法で実際行なっているかを尋ねられます。

 

2群では「生活機能」について。

移乗、移動、嚥下状態、食事摂取状況、排尿・排便、口腔清潔、整髪、上衣の着脱、ズボン等の着脱、外出の頻度

※移乗や移動などはどのように行なっているか、排尿・排便についてはミスがないか尿意・便意があるかも確認します。

 

3群では「認知機能」について

意思の伝達、毎日の日課を理解しているか、生年月日や年齢を言う、短期記憶、自分の名前を言う、今の季節を理解する、場所の理解、徘徊、外出すると戻れない

※認知機能の確認になります。

 

4群では「精神・行動障害」について

物盗られ妄想・被害的、作話、感情の不安定、昼夜逆転、しつこく同じ話をする、大声を出す、介護への抵抗、「家に帰る」と落ち着きがない、一人で外に出たがり目が離せない、いろいろなものを集めたり無断で持ってくる、物を壊したり衣服を破いたりする、ひどい物忘れ、意味もなく独り言や独り笑いをする、自分勝手に行動する、話がまとまらず会話にならない

※おもに問題行動がないかの確認になります。

 

5群では「社会生活への適応」について。

薬の内服、金銭の管理、日常生活の意思決定、集団への不適応、買い物、簡単な調理

※日常生活を行うでの問題がないかを確認します。

 

6群では「過去14日間にうけた特別な医療」について

点滴、中心静脈栄養、透析、ストーマの処置、酸素療法、人工呼吸器、気管切開の処置、疼痛の看護、経管栄養、モニター測定、褥瘡の処置、留置カテーテル

※通院・入院中の方以外にも自宅で訪問看護など受けていることがあれば、有りとなる項目も出てきます。

そして「特記事項」では1~6群までの項目で特別な対応をしている時や判断がつきにくい内容を記載するようになっています。

 

訪問調査にかかる時間は1時間前後(ケアマネ談)

 

訪問調査に慣れている調査員だったり、前回も同じ調査員だったりしたら、これだけたくさんの項目でも比較的早い時間で調査も終わるのですが、慣れていなかったり、時間をかける調査員だったら、1時間は超えてしまうようです。 確かに多いですもんね、確認事項。もちろん本人の状態をきちんと伝えるためにはどれも必要な項目ですから、正確な判断をして貰う為にもしっかり調査してほしいですね。

「緊張して、伝えたいことを伝えられなかった」という声もよく聞きます。
事前に認定調査項目がわかっていれば、本人のどんなところを普段から気にして看(み)ていればいいかわかりますし、調査の時にも焦らず、落ち着いて答えることが出来るでしょう。
調査項目を参照に、普段の本人の状態をメモしておくのもおすすめです。

 

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