ショートステイの期間は要介護1ならどれくらい?

   

 

義父の介護をしていて、心身ともに疲れてしまって少し休みたいのだけど、そんなことでショートステイを利用できるの?義父の介護度は要介護1だけど、どれくらい利用できるんだろう?

 

ショートステイが利用できる期間 要介護1なら

 

まずショートステイの利用条件は、

  1. 利用者の心身の状況や病状が悪い場合
  2. 家族(介護者)の疾病、冠婚葬祭、出張
  3. 家族(介護者)の身体的・精神的負担の軽減

・・・となっていますから、「心身ともに疲れてしまって少し休みたい」という理由で利用するのは全く問題ありません。

 

次に、要介護1でどれくらいのショートステイが利用できるのかを見てみましょう。

要介護1の負担限度額、つまり1ヶ月に介護保険で利用できる限度額は16,580円(1割負担の場合の自己負担額)です。
簡単に言えば、この範囲内の利用であれば可能ということになります。  

日数の制限として、ショートステイを連続して利用できるのは30日間とされています。
30日を超えると、31日目からは全額自己負担になります。
また、ショートステイ利用日数の累計が要介護認定の有効期間の半数を超えてはいけません。
例えば、有効期間が1年[360日]ならば累計は半年[180日]となります。

つまり、連続利用30日間まで、かつ、利用累計日数が要介護認定の有効期間の半数までですね。

※要介護認定の有効期間は、介護保険証の要介護度が記載してある枠の下段に記載してあります。
初回認定の場合や状態が変化すると見込まれる場合は、半年の認定が下りていることが多いです。

 

ちなみに要介護1でのショートステイの基本料金(介護サービス費)は
日額で、

単独型【ショートステイのみ・特養に併設されていない】
従来型個室 620円/多床室(相部屋) 687円/ユニット型個室 718円

併設型【特養などに併設】
従来型個室 579円/多床室(相部屋) 646円/ユニット型個室 677円

・・・となっています。

 

意外と安い?!と思うのですが、これに以下のような加算が付きます。

送迎加算(片道) 184円/回

サービス提供体制加算 18円/日

夜勤職員配置加算 18円/日

機能訓練体制加算 12円/日

個別機能訓練加算 56円/日

医療連携強化加算 58円/日

療養食加算 23円/日

など、その他利用者の状態に合わせて認知症加算や看護体制加算などあります。

 

また、介護サービス費以外に食事代・居住費(滞在費)を支払わなければいけません。
※この食費と居住費は「介護保険負担限度額認定申請」をすることで、「介護保険負担限度額認定証」が発行され、所得に応じて減額されることもあります。1~4段階あり、一番高い段階は課税世帯の方です。

さらに、オムツ代・洗濯代・電気代・日常生活品費なども別途請求されます。

 

要介護1だとどれくらいの日数、ショートステイを利用できるのでしょうか。

●単独ユニット型個室を18日利用で計算してみます。

介護サービス費 718円/日 

サービス提供体制加算 18円/日

夜勤職員配置加算 18円/日

機能訓練体制加算 12円/日

個別機能訓練加算 56円/日

医療連携強化加算 58円/日

送迎 184円/回

18日利用 15,840円 + 送迎(2回) 368円 = 合計 16,208円

これで限度額内におさまりますので、18日間の利用は可能ということになります。

 

但し、これはショートステイのみ利用するということでの計算ですので、他にデイサービスや訪問介護の利用をされていたりすると、それも含めた「利用限度額」ですので、そうすると必然的にショートステイの利用可能日数は減ってしまいます。(もちろん超えた分の全額自己負担ということも可能ですが、受け入れていない施設もあります。)

要介護1の介護保険でまかなえる金額で、ショートステイだけを利用した場合の最大日数は18日間である、ということです。

 

ですが、実際に支払う料金はこれだけでは済みません。

上記の合計金額に、食事代と居住費がかかりますので、

食事代 1380円/日(課税世帯だった場合の上限) × 18日  24,840円

居住費 1970円/日(課税世帯だった場合の上限) × 18日  35,460円

となり、

介護サービス費 16,208円 + 食事代 24,840円 + 居住費 35,460円

この合計 76,508円 が、実際に支払う料金となります。

※一番高い料金で計算しています。施設によって料金には差があります。

 

このようにショートステイの施設の種類、利用する部屋のタイプ、要介護状態区分、利用日数によって費用は変わってきます。

ご質問の内容でしたら、要介護1でショートステイのみの利用であれば、加算が少ないところもありますので、15日~20日の利用が可能でしょう。

 

ちなみにショートステイにはもうひとつ、短期入所療養介護があり、これは老健などに併設されていて、看護、医学的管理の下に介護や機能訓練その他必要な医療や日常生活上の世話を行なうものです。金額は短期入所生活介護よりも幾分高い設定になっています。

 

ショートステイをうまく使って介護疲れを癒やして(ケアマネ談)

 

ショートステイは、家族や介護者の介護疲れで利用されることが一番多いのではないでしょうか。
いくら実の親であっても、やはり介護するのは疲れるものです。介護する人が倒れてしまっては、その先が成り立っていきません。

要介護度が高くなれば、自宅での介護は大変になりますが、その分ショートステイを利用できる日数も増えます。 もちろん、たくさん利用すればその分料金はかさみますので、経済的負担が大きくなる場合は施設入所の方がかえってお安くなることがあります。

平日は自宅で介護するけど、週末はショートステイを利用して・・・など上手にショートステイを利用して、介護する人も時々は息抜きをしてください。

 

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