介護保険の要介護認定とは?

   

父のデイサービス利用をお願いしに行ったら「要介護認定を受けないと利用できません」と言われてしまった。
介護保険証を持ってるんだから利用できるんじゃないの?要介護認定ってなに?

介護保険の要介護認定とは?

 

介護保険の「要介護認定」とはいったい何なのでしょうか?

「介護保険証」は65歳になれば全員に交付されるのですが、介護保険のサービスを利用しようとしたときに、この介護保険証を持っているだけでは、すぐに利用することは出来ません

ご両親などの介護保険証を確認してもらうとわかると思いますが、裏面の最上部に「要介護度」を記載する部分がありますが、そこが要介護認定を受けていない人は空欄(未記入で空白)になっています。

 

介護保険のサービスを利用するためには、どれくらいの介護が必要か?の「要介護度」を認定してもらう必要があり、この認定を「要介護認定」といいます。

要介護認定を受けた結果の要介護度が、先ほどの介護保険証の空欄に新たに印字されて交付されます。

 

要介護認定は要するに『介護の必要度(必要性)』を調べ、決定するもの。
要介護度は要支援1~要介護5までの7段階があります。

 

要介護認定を受けるためには申請をしなければなりません。申請先は概ね役所の介護保険課です。
(※地域によって名称に違いあり)
事前に相談しているケアマネージャーがいれば申請を代行してもらうこともできます。

 

申請後に、基本的には本人の生活の場で訪問調査が行われ、この訪問調査の結果をもって、介護保険認定審査会で要介護認定「要介護度」が決定されます。 この「要介護度」が出てからやっと介護保険サービスの利用が出来るようになり、だいたいこの認定結果が出るまでに長いところで1ヶ月はかかるようです。
要介護認定によって出た要介護度で利用できるサービスの内容、範囲や量、負担額などが違います。

また、

  • 要支援1、2の認定の方:地域包括支援センターのケアマネージャー
  • 要介護1~5の認定の方:居宅介護支援事業所のケアマネージャー

が、それぞれ担当することになりますので、認定結果によって連絡先も違います。

 

但し、この要介護認定で「非該当」=「介護の必要がない」と判定された方は、介護サービスを利用することはできません。

 

要介護認定で納得がいかない場合は?(ケアマネのアドバイス)

 

介護保険証は65歳になったら必ず交付されるものですが、介護サービスを利用する機会がなければ介護保険証をもらったことも忘れていて、実際サービスを利用することになった時に「そんなもの持ってない」という方もいらっしゃいます。
※もし紛失した場合でも、申請の時に同時に再交付出来ますのでご安心ください。

 

介護保険を初めて利用する時に、要介護度という言葉も初めて聞くことになる方も多いでしょう。そのための「要介護認定」が必要なことも、同じく初耳な方も多いでしょう。

 

まとめると、

  • 要介護認定を受けるためには申請が必要で、
  • 要介護認定で要介護度が決定され、
  • ケアマネージャーを依頼し、
  • 介護保険サービスを利用できる

といった流れになります。

 

余談ですが…

要介護認定では、あってはならないことですが、「本当は要介護2くらいのレベルなのに結果は要支援2だった」(またはその逆)というように、実際の状態と要介護度が見合っていないこともあります。

これは訪問調査の時の本人の状態だったり、認知症状が反映されていなかったり、ご本人がいいところを見せようと普段よりも頑張っていたり…といったことが原因だったりします。

もしも、要介護認定に納得がいかない場合は「変更申請」「不服申し立て」といった対応もできます。

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